どうも!ゼロ(仔ushisan)です。

昨年から気になっていた謎の魚影の正体ですが、とうとうその尻尾を捕まえた気がする。

…と、数日前に日記で触れたところですが、いよいよ釣行記にすることにしました。

今回はなんと私の住む京都の地元の河川「山科川」です。

親しみ深いこの川で、こんな釣行記が書けるようになるとは思ってもみなかったことですが、よろしければお付き合い頂ければと思います。

お詫び

本格的に釣行記を書き始める前、まずはじめにお詫びをさせてください。

いつもルールだマナーだと言いながら、幼いころから遊んでいた地元の河川については、まったく調べずに釣りをしていましたが、漁業権が設定されていることを確認しました。

「山科川」は「京淀川漁業協同組合」様の管轄河川となります。

京都府の水産課様に確認し、同漁協にも連絡させていただき間違いないことを確認し、同時に漁協様にお詫びしました。

こちらでも改めてきちんと調べずに釣りをしていたことをお詫びするとともに、直ちに遊漁券を購入させて頂きましたこと報告しておきます。

ちなみに遊漁券の購入には「釣りチケ」を利用させて頂きました。

こちら日本全国の様々な漁協様の遊漁券の購入にも使えて便利ですので、後日「ushisan fishing」にも掲載させて頂きます。

知っている魚は?

それでは本題となる釣行記へと移ります。

幼いころから親しみのある「山科川」ですが遠い記憶を遡って子供の頃から居た魚、なんだっただろう?と。

よく見かけたのはオイカワ、カワムツ、川底にいるどんくさいお魚のドンコ(ヨシノボリ?)このあたりで、あとはゆったりと泳ぐコイとニゴイ。

少なくともこれ以外のお魚は「山科川」の本流では見かけたことがありませんでした。

そして去年、運命的な出会い?「謎の魚影の正体わからず」を果たしました。

それが今回の釣行に繋がったわけです。

日付は9月16日(土)

この日以前が問題の遊漁券購入前の釣行になります。(ホントすみません…)

親友が遊びに来ていたのですが、少し時間を持て余していたので「山科川」の某所へ偵察に行きました。

この時点では釣りの対象とするお魚の正体がわかっていなかったので、何も釣れなくても仕方あるまいとコアユ釣り(川用)仕掛けを持って行ったのです。

到着早々に親友が大型のオイカワを釣るのですが、私はまったくでした。

コイにアタックされて割と早い段階でラインブレイク。

ラセンを持って行かれてしまいどうにもならず。

ちなみに当日私は河川に立ちこんでの釣りをしていたのでべちゃべちゃです。

この日は川底に死んで沈んでいた謎の魚影の正体と思われるお魚の死骸を2種回収して観察し、片方は持ち帰って観察しました。

改めて9月20日(水)

9月19日(火)にいろいろと各所に確認し、遊漁券を買ったので今回からはルールを守って釣りです。

引き続きコアユ釣り(川用)仕掛けを持って行きます。

前回、親友がこの仕掛けでオイカワを釣っているのでオイカワがいるのは間違いなく、謎の魚影の正体もこの時点では知っていたのでこの仕掛けで釣れるかもと期待に胸を膨らませてきたのですが、自然はそう甘くありませんでした。

釣りを開始して1時間程度経過した頃でしょうか、ようやくこの日1匹目となるお魚が釣れました。

手のひらに収まるサイズのオイカワ、たぶんメスです。

釣れるとは思っていたけど狙っていた獲物ではありません。

このあともしばらく、オイカワをぽつぽつ…それこそ1時間に1匹くらいのスローペースで釣りました。

こちらは尻びれが長めで少し婚姻色が出始めているのでオスのオイカワでしょうかね。

身体が少しエメラルドグリーンに変わり始めていて美しいです。

私の推し淡水魚ランキング1位の美しい淡水魚です。

この日もがっつり川に立ちこんで釣りをしていたので、自分の周りを泳ぎ回るお魚たちは見えています。

ただ、異変にも気づいていました。

そう、16日には居た謎の魚影が居なくなっているのです。

16日に見かけた謎の魚影たちは明らかに私の知っているお魚で、その特徴的な婚姻色も目視確認していました。

間違いなく謎の魚影の正体は「あれ」なのですが…この日はその魚影が全く見当たらなくなっていたのです。

唐突に走るウキ

しばらく釣りをしていると、ものすごいスピードでウキが走りました。

この感じは!?っと淡い期待を裏切るかのように…ぶちんっ!ばしゃんっ!

強烈な引きとともにラインブレイク。

そして見えた頭はコイそのもの。

アイツら魚体は小さいのに(と言っても30cmくらいはある…)ものすごいパワーだし…

1号の幹糸からばっつり持って行かれて2つ目のラセンが犠牲になりました…

その直後、自分の後ろに流れてきて沈んでいた謎の魚影3種目の死骸を発見します。

これで「山科川」では見たことが無かった謎の魚影が3種類確認できました。

謎の魚影AとBの正体

ここまで焦らしまくってきた謎の魚影の正体3種、1種は写真付きで紹介します。

まず1種目は最後に発見したやつで、16日には泳いでいる姿を見てもしや…と思っていた奴。

特定外来生物「ブラックバス」でした。

口の形状と色からは恐らくはオオクチバスかと思うのですが、コクチバスかも?って思える程度には微妙な口の大きさでした。

ちびバスだったので判別が難しい…

16日も20日も水面付近で小魚(恐らくオイカワの稚魚)がライズしていたのはこの捕食者に追われていたからなのでしょう。

昨年の11月も、思えば夕まづめにライズしていたのでこの捕食者たちがいたのでしょう。

そして2種目はカマツカ。

ドンコにしてはやけに大きなのが川底を凄いスピードで泳ぐし、変な模様もあるし、何なら砂の中に潜るしでわからなかった子なのですが、死骸を拾って親友が調べてくれた結果わかりました。

後に私も自分で調べてみると「川のキス」との異名を持つらしく、地域によっては食用にもされてきたようです。

こんなお魚が山科川にいたとは驚きです。

謎の魚影C(本命)の正体

そして3種目が今回の調査対象で本命だったお魚。

「鮎」です。

16日に泳いでいた謎の魚影で私が確信した理由はこれの婚姻色が発現した個体、頬から胴体にかけて黄色い斑の入った個体を見ていたからです。

これはそれらを見た場所で川底に沈んでいた死骸で、遠目にオイカワと形状が違う気がして気にならなかったものを回収したものです。

水中にあった時はまだぼんやりとしか見えていなかったのですが、手に取って見て、口の形状を見て、本当に「鮎」だと確信してからの興奮は何とも言えませんでした。

持ち帰った死骸はこの「鮎」です。

サイズは18cm~18.5cmの立派なサイズ。

川底に沈んでいた死骸ではあったのですが、目の色はまだ黒く澄んでいたので死んでからはそんなに時間が経っていなかったものと推測されます。

鰓は既に腐敗し始めて灰色に変色していましたが、内臓の方はまでは腐敗が進んでいませんでしたし、身の方はとても澄んでいて綺麗でした。

この個体はメスだったようでお腹には未成熟卵が入っていました。

お腹を割った際には鮎特有の強烈な臭いがしましたが、そこまで奇麗な河川ではないのでそれもあっての臭いだったのかもしれません…

そんなわけで死んだ鮎を持ち帰ってきたわけですが、やはりこれは食べてみなければなりません。

と言うわけで、親友と二人で半身ずつ塩焼きの鮎を食べました。

(ちなみにこんな形で死んだ魚を拾ってきて食べたところでお腹を壊しても自己責任です。)

生きた鮎はどこへ?

16日には生きていた鮎を見かけたわけですが20日には同じ場所にはいませんでした。

では、あの鮎たちはどこへ行ったのか?

それが昨日(21日)にお出かけした帰り道、ふと上流域が気になって釣りをしていたポイントとは違うエリアを覗いて気づいたのです。

恐らく「鮎」らしき魚影を見ることができました。

ただし、数はとても少なく一定の場所にとどまらない勢いで泳いでいきます。

狙って釣るにはとても難しいか、ある程度いるポイントを見つけてから釣りを始める必要がありそうでした。

あと、もしかするとこの辺りの鮎は既に縄張り意識を持っていて、「友釣り」とかじゃないと釣れないかもしれません。(群れていない感じもするので…)

いずれにせよ、馴染み深い「山科川」に「鮎」が遡上してきているのが本当に嬉しく思いました。

終わりに

今年はこの先「山科川」へ釣りへ行くかどうかまだ決めていません。

行こうと思えばいつでも行ける距離なので、余計に計画を立て辛い…。(笑)

場所と釣法をしっかり考えて準備をしてから行くとなると、シーズンが終わってしまうかもしれません。

ただ、行かないと言う選択肢はそれはそれで無いのかもしれません。

釣りバカなので。(笑)

とにかく、今後の目標がまたひとつ増えました。

「山科川」で「鮎」を釣る。

「鮎」がいるのはわかったので、釣れるまでこれから毎年でも挑戦していこうと思います。


と言うわけで長くなりましたが今日はこのへんで。

それではまたあした。