日本の伝統工芸に触れる
どうも!ゼロです。
今日は現役大学生の友人の招待を受け、私と妻の二人で京都伝統工芸大学校まで行ってきました。
何が行われていたかと言うと「松葉祭 2022」です。
一般公開もされていた大学の学際ですね。
私も長く京都に住んではいますが、自身が学生時代に在学していた高校の学園祭が最後で、他校の学園祭には行ったことも興味もありませんでした。
今回は招待されたこともあり完全ガイド(友人)付きでの学際初体験となりました。
日本の伝統工芸
多種多様な日本の伝統工芸があるなか、後継者が少なくなっている問題は有名ですね。
実際に行ってすぐに友人の案内で知ったのですが、既に来年にはなくなる学科(学生がいなくなる)もあったり、展示を回っている最中にも女性の学生さんが多くて男性の学生さんが少ない偏った学科もありそうな雰囲気で、本当に大変だなぁ…と感じました。
あと際立って見えたのが海外からの留学生の多さ。
日本の伝統工芸に興味を持ち海外からも留学し、学び、その魅力を持ち帰りたいと思ってもらえると言うことが、本当に魅力的なものであると同時に日本人として日本の伝統工芸を大切にしないといけないなって感じさせられるところがありました。
ちなみにいろんな専攻・コースを見学してきましたが、全部は覚えきれなかったので同校のホームページのリンクを貼らせていただき紹介としておきます。
作品全般に言えること
1年生から4年生、講師の先生方のものまで…
当然、経験年数や個人のセンス、スキルなどの個人差もありますが、いずれの作品も素晴らしいものばかりでした。
学び舎なので課題の制作過程のものから完了したもの、荒削りないわば宝石の原石のようなものから本当に繊細で既に作品として見て美しいものまでさまざまでした。
私自身はこういった伝統工芸品を見たことはあるものの、学び舎で直接学んだことは当然なく、こんな良い意味でつぶの揃っていない同じ課題のものなどは見たこともなくとても新鮮な気持ちで見れました。
展示販売品のお土産
この松葉祭では学生さん方が作られたものを一般販売もしておられました。
友人が言うには良いものほど昨日(初日)に売れてしまっていると言うことでしたが、どれも良くできていて売れ残り品と言うイメージにはなりませんでした。
そんな中、私と妻の二人もいろいろと見て回り、自身の用途や気に入ったものの中からいくつか紹介させていただきます。
こちら私が一目惚れしてしまった花形のブローチか何かと皆が思ったもの。
手に取って金具とかを見ていて、私はスーツの襟もとに着けるものじゃないかなぁ…?って言いながら本当に気に入ったので購入させていただきました。
先ほど調べてみたらラペルピンと言うタイプのアクセサリーで思ったものととても近く、使用方法も想定どおりでした。
ただ、現場におられた販売の方々も用途などがわからなかったようで、製作者の学生さんも近くにはおられなかったようなので本当にラペルピンかどうかはわかりませんが…(苦笑)
友人からの使用方法等の追加情報を待つことにします…(笑)
ちなみにこれは京手描友禅専攻の展示で見つけました。
2つ目に紹介するのは1輪挿しと思われる工芸品。
木工芸専攻の展示で見つけました。
2輪の造花も美しく見た目もとてもシンプルで気に入りました。
こちらは12月に届く予定の某ゲームグッズ(造花)を1輪挿ししたくてちょうどいいなって思ったのです。(笑)
そして3つ目に紹介するのはこちらのストラップ。
着物の部分が和紙でできています。
和紙工芸専攻の展示で見つけました。
私の母は和装がとても好きなので、母へのお土産として購入しました。
どうですか?
これらすべて学生さんの作られた作品ばかりです。
本当にどれも素晴らしい出来だと思いました。
他にも可愛いものや実用的なもの、飾っておきたいものなどもっとたくさん購入したかったのですが、予算とお財布の都合もありますので今回はこのくらいで許してください。(笑)
伝統工芸の体験
私は遠慮して見学に回ったのですが、妻が竹工芸専攻のブースで竹工芸を体験させていただきました。
学生さんの丁寧な説明と対応を受けながら妻が作ったものがこちら。
竹でできた風車です。
中央の丸い部分を細い竹で編む体験ができました。
直径にして1.5cmほどの球状に竹を編むのは横で見ていても大変そうでした。
完成した風車は妻のエコバックに入れて持ち帰ったのですが、風車の部分が風でくるくると回るのを見て「ちゃんとできてるね~」って言いながら帰ったのがもう日も暮れた頃でした。
伝えきれない
正直言って今日見てきて、思ったことをここですべて伝えきるのは無理です。
ざっくり自分も何か作ってみたいって思ったり、たとえば木工芸で作ったものに漆を塗ったり、妻が作った風車のような竹工芸品に和紙工芸で作った和紙を使ったらどうなる?とか、帰路で思ったのが京手書友禅の反物の上に漆を塗るとどうなるんだろう?とか、思い付きでも魅力いっぱいの想像ができました。
到底、自分では技術もないし出来るものではないけれど、いろいろな日本の伝統工芸を単一のものではなく組み合わせて作れば、日本発祥の唯一無二の工芸品も作れるんじゃないかなぁ…と感じたのが今回の経験での感想です。
京都伝統工芸大学校の学生のみなさん、是非これからも日本の伝統工芸が失われることなく継承されるように技術を磨き、継承していってくださいね。
また機会があれば松葉祭にも足を運び微力ながら応援したいと思います。
と言うことで今日も日が変わった後の日記公開となりますが、10月30日(土)分の日記として記述しておきます。
それではまたあした。
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